デバイスピクセル比はどこまで対応すべきか
現在のスマホのデバイスピクセル比は2~3が主流になっていますが、2014年からデバイスピクセル比は4の端末が増えてきました。現時点でデバイスピクセル比はどこまで対応すべきか考えます。
画像サイズは表示するサイズの2~3倍が必要に
アップルのiPhone 4から「Retinaディスプレイ」が搭載され、デバイスピクセル比が2に上がり、用意する画像サイズも従来のものに比べて縦横2倍必要です。
例えばiPhone6で300×200pxの画像を表示する際は、600×400pxの画像を用意して圧縮して表示することになります。
デバイスピクセル比は2~3が一般化
下は主要機種の(CSSピクセル)・画面解像度・デバイスピクセル比です。
機種 | 画面サイズ | 画面解像度 | デバイスピクセル比 |
---|---|---|---|
iPhone 4/4s | 320×480 | 640×960 | 2 |
iPhone 5/5c/5s | 320×568 | 640×1136 | 2 |
iPhone 6 | 375×667 | 750×1334 | 2 |
iPhone 6 Plus | 414×736 | 1080×1920 | 3 |
GALAXY S4 SC-04E | 360×640 | 1080×1920 | 3 |
XPERIA A SO-04E | 360×598 | 720×1280 | 2 |
iPad Air3/mini2 | 768×1024 | 1536×2048 | 2 |
(上の表は横にスクロールできます)
(※iPhone 6 Plusのデバイスピクセル比は2.61という説と3という説が混在しています。)
iPhone4以降、サイト制作においてデバイスピクセル比「2」への対応は最低でも必要です。近年はフルHD(1080×1920)に対応した端末が増えており、将来のことも考えると、デバイスピクセル比「3」への対応が必要です。
遂に、デバイスピクセル比は4以上の時代へ突入
2014年、画面解像度1440×2560のスマホが、様々なメーカーから発売されました。そのデバイスピクセル比は4です。
個人的には、フルHD以上の画面解像度を持つ端末が普及するとは思えませんが、2015年以降は、表示したい画像の縦横4倍のものを用意する必要があるかもしれません。